すさまじい残暑の中、汗をだらだら流しながら、日生劇場の五木ひろしショーを見に行った。

会場はひんやりと冷えていた。午後4時からの公演が始まると、舞台を盛り上げるためのドライアイスの煙がもうもうとしている。やがて、前から5列目中央にすわっている私のところにもドライアイスが降り注いできた。寒い、寒い。あわてて、夏用のジャンパーを着込んだ。しかし、ドライアイスの煙は次々と容赦なくやってくる。

冷たい空気に気管支が刺激されて、ぜんそくのせきが出てきだした。これはいけない。
汗拭きのために持ってきたタオルを首にぐるぐる巻きつけ、ジャンパーの襟を立て、いすにうずくまるようにして歌を聴いていた。

前から5列目中央に座っていると、舞台の歌手から一番よく見えたようだ。五木ひろしが、「せっかく私のショーを見に来て、下向いて何も聞いていない人がいる」といっていたが、そりゃ違う!寒くて、冷え固まっていたんだよ。でも、耳だけはぴんと張り、好きな演歌をしっかり聴いていた。

第1部の「古賀メロディを歌う」は特によかった。思わず歌手に合わせて声を出して歌ったら、かみさんに「やめろ」と蹴飛ばされた。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索